ホームページを制作するにあたって、使用する画像選びは非常に重要な仕事です。ホームページは、テキスト、映像、音声なども含めてさまざまなメディアを使用して制作することができます。
ホームページを制作してお店や会社の商品をお客様に宣伝するときに、商品を説明するテキストも大変重要です。しかし、商品の良さをダイレクトに伝えるためには、質の良い画像を準備してホームページを制作することは欠かせません。
また、商品の画像だけではなく、会社の画像、雰囲気を伝える素材画像、会社経営者やスタッフの画像を提供することは、お客様に大変大きな安心感を与えます。そのような観点から、ホームページ制作に必要な素材画像選びは大変重要な仕事であることがわかります。
ホームページを制作するにあたって、商品の実際の商品の良さを伝える画像を入れること、出来るだけ人物の画像を入れること、そしてホームページ内で、さまざまな場所に積極的に関連する画像を使用して制作することが非常に重要になってきます。
ホームページに商品の良さを伝える画像を載せて制作する
ホームページ制作時には、必ずきれいに撮れた商品の画像を載せることをお勧めします。業種によっては、サービスなど商品画像を直接載せることが難しいものもあります。ホームページには、直接取ったの商品の写真ではなくても、それを表現するような画像を載せて制作することをお勧めします。
商品画像をホームページに載せるメリット
ホームページに商品の実際の画像を載せると、リアルな商品の状態を確認できるので、お客様に大きな安心感を与えることができます。
制作されたお店や会社のホームページにアクセスして、各商品のページにアクセスしたときに、どんなに商品の詳細な説明があっても、商品の写真がホームページにまったくないと、なかなか安心して商品を注文しようとは思わないでしょう。
例えば、あなたがインターネットで家具を販売していたとします。ホームページ内で、販売しているイスやテーブルなどを紹介するページを制作したとします。
このときに、ホームページ上でいくらテキストで事細かに販売しているイスやテーブルの状態を説明しても、実際の写真の画像が載っていなければ、お客様はこの家具に対して納得してもらうことは難しいと思います。
逆に、ホームページにテキストがあまりなくても、数枚の写真を掲載して制作すれば、お客様にはどのような状態なのか容易に伝えることができます。
写真には、文章とは決定的な違いがあります。制作されたホームページ上で、文章で何十行にもわたって説明するよりも、写真でその商品の色や形状、質感や傷の有無などを見せた方が、一瞬で物事を伝えることができるのです。
それに、ホームページで詳細な長文のテキストを読んでいては疲れてしまいます。人はテキストだらけで制作されたページを見るよりも、どちらかというと絵の多いページを好みがちです。
また、写真であれば、他の人と簡単に共有して商品を買うかどうか検討することができます。リビングに置くテーブルを買おうとしたときに、ホームページに書かれた長ったらしい文章を見せるよりは、お目当ての商品の、何枚かの写真を家族に見せた方がはるかに説得力があります。
そして、一番の理想は、ホームページにしっかりと商品を把握できる写真を載せて制作することと、バランスよく説明テキストを載せることです。
このように、ホームページを制作して商品をインターネットで販売する場合、商品の画像を充分にのせることは最低限必要なことです。一見当たり前のようですが、案外おろそかになりがちのように思われます。
ホームページ制作における良い商品画像とは
ホームページに商品の画像を載せて制作することは非常に重要です。そして、どうせ載せるなら、良い写真を選んで載せることです。
ホームページに悪い写真を載せてしまうと、その時点でお客様の関心が離れてしまう恐れがあります。このため、見栄えの良い写真をホームページに載せて制作することで、ビジネスチャンスをつなげた方が良いことは言うまでもありません。
では、どのような商品画像がホームページ制作時に良い写真といえるのでしょうか?それはズバリ、その商品の魅力をしっかりと表現している写真ということになるでしょう。
ある商品の商品画像を撮ろうとする場合、カメラの撮影の仕方をこだわった場合と、こだわらない場合とでは、相当な差が出ます。これは、カメラが趣味の方はよくご存じかと思われます。
一口にカメラといっても、様々な種類のカメラがあります。一般的に普及しているコンパクトデジタルカメラもあれば、昔からプロが使っている一眼レフもあります。そして、最近ではスマホのカメラもめざましく性能が上がってきています。
例えば、中古車をカメラで撮影して、ホームページに商品画像として載せて制作するとします。この時に、一眼レフを使用して撮影すとします。カメラのシャッタースピードや絞り値の設定で、同じ時間に同じ場所で同じ車を撮影しても、まったく違う仕上がりになります。
また、撮影の時は天候も大きく左右します。晴れた日に車を撮影すれば、さわやかで明るい雰囲気になるでしょうし、曇りの日に撮影すれば、暗く、どんよりとした印象になるかもしれません。
このような理由から、商品画像一つをとっても、様々な要素が左右します。ホームページ制作に使用する、お客様から見て魅力的な商品の写真を撮るためには、カメラの種類や設定、天候など様々な要素を考慮して撮影必要があります。そうすることで、最高のコンディションに商品画像を仕上げることができるでしょう。
制作するホームページにサービスの商品画像を載せるには?
車や家具、食べ物などは、商品を直接、上手に撮影すればよい商品画像をとることができます。それでは、保険やホームページ制作、マッサージなど、物理的な形のない、サービスはどのように商品画像を制作するホームページに載せれば良いのでしょうか?
この場合は、商品自体に物理的な形がないので、様々な画像を使用して、品質の良さを表現してホームページを制作することになります。
例えば、ホームページ制作の商品が物として存在するわけではないので、それ自体は撮影できません。この場合は、制作サービスに関わる概念図や、イラストなどを利用して、サービスのイメージを表現していきます。また、制作している風景や素材画像を利用して、イメージアップにつなげてもいいかもしれません。
整体やアロママッサージのサービスの商品紹介をする場合は、マッサージをしている風景などを載せてホームページを制作しても良いでしょう。また、アロマオイルなどのきれいな画像を載せて制作しても良いかもしれません。
このように、サービスなどのように直接的な形がない場合は、それをイメージさせるような素材画像を駆使して、良い商品であることを印象付けることができます。サービスを利用している風景や、概念図などを利用することによって、姿形のないサービスでさえ、良い商品画像をホームページに載せて制作することができます。
ホームページに積極的に人物の画像を入れて制作する
会社やお店の親近感をアップさせたり、商品に注意を引くために、ホームページにはできる限り人物の画像を載せて制作することをお勧めします。
社長やスタッフの顔を載せて信頼感アップ
ホームページには、出来るだけ社長や店長、スタッフなどの写真を載せて制作することをお勧めします。当然のことながら、ホームページに責任者やスタッフの写真を載せて制作したほうが、そのお店への親近感や信用度がアップします。
例えば、お客様が念願のマイホームを建てたいと、不動産屋さんを探していたとします。この場合、少しでも信用のおける不動産屋さんを探そうと、いろんな不動産屋さんが制作したホームページをチェックします。そのときに、社長やスタッフの笑顔の顔写真があると、安心感はかなり違ってくるでしょう。
写真を載せて制作するということは、それだけでも良い印象を与えます。顔を公開するということはそれなりに覚悟のいることです。私はこういう仕事をやっていますということを公にするわけですから、顔を出さない人よりは信頼感が上がるのは当然のことです。
人は人物が写っている写真に目が行く
もう一つ、ホームページに積極的に人の画像を使用して制作した方が良い理由があります。それは、人は人物が写ってる写真に注意が行くし、印象に残りやすいということです。
例えば、学習塾のホームページを制作したとします。ただ単にテキストなどの教材しか写っていない写真よりは、先生や生徒が教室で教材を使って勉強している風景を載せた方が興味が湧くでしょうし、印象に残るでしょう。
これは、自分が授業を受けているイメージを想像する助けになりますし、その学習塾の授業の雰囲気もうかがい知ることができるからです。
また、人は、人物の目線の先を見るという性質があります。この性質は広告を制作するテクニックとしてよく知られており、ホームページ制作にも応用ができます。
よく、広告で女性が商品を手に持って笑顔で見ている写真や、こちらを見ている写真を目にすることがあります。制作したホームページで商品に注意を引きたい場合には、こういった手法を使って制作すると大変有効です。
このように、人は、人が写っていない写真よりは、人が写ってる写真に注意が行くという性質があることがわかります。このような性質を利用することで、より集客が見込めるホームページを制作すことが可能になるのです。
ホームページのコンセプトに関連した画像を全体にちりばめて制作する
最後に、お客様にお店や会社のイメージをしっかりと伝えるために、ホームページ内で全体的に、会社やお店のコンセプトに関連した素材画像をちりばめて制作するようにします。
お客様は、ホームページを通して、お店や会社の雰囲気をなんとか知ろうとします。なので、出来るだけトップページのスライダーや各コンテンツのリンクボタン、説明テキストの補助画像には、会社の雰囲気やイメージするものを伝える、厳選した素材画像を積極的に使うようにします。
例えば、トップページのスライダーには、お店の外観や店内の様子の画像を使用したりします。そうすることで、お店の賑やかな雰囲気や、店内のお客様を引きつけるような商品のラインナップを見せることができます。
また、各カテゴリー用のサブページのトップに、そのカテゴリを表す綺麗な素材画像を使えば、ホームページ全体の印象も良くなります。また、検索エンジンなどでサブページに直接アクセスしてきた人にも、そのページの画像を見ることで、直感的に様々なことを伝えることが可能となります。
まとめ
ホームページを制作する上で、いかに画像の役割が重要かわかるかと思います。画像に気を配ることで、そのお店や会社の良さをダイレクトに伝えることができます。そうすることで、お客様に良い印象を与え、お店や会社の繁盛に結びつけることができるでしょう。
著者紹介
松川 幸一
ホームページズ沖縄 代表
沖縄県那覇市生まれ。ホームページ制作のエキスパート。興南高等学校卒業。京都コンピュータ学院卒業。京都大学院大学ウェブビジネス技術研究科修了。情報技術修士。石材関連会社で会計システム導入・ウェブ制作プロジェクトを推進。二児のパパ。趣味は読書とドライブ。